幻想世界神話辞典 〜
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武器・武具(剣、刀、槍、弓矢、盾、兜等) >>関連項目一覧(*武器の名前一覧は下段に記。)神話、民話においては古今東西、魔力を持った剣や槍、弓などの武具、 また兜、鎧、盾などの防具が個別の名称をもって登場する。英雄物語を飾るのになくてはならない小道具なのだろうか。 筆者が知っている一番スケールの大きな武器は、ハッティ(ヒッタイト)人の神話の、太古に天と地を切り離した(天地乖離)魔力 ある青銅の剣、あるいはノコギリ。「ウルリクムミの歌」が出典だが、英文ページではknifeという記述が多い。日本語訳では ノコギリとしているものが多いようだ。 智慧の神エアがこの剣で、天までそびえる巨大な怪物ウルリクムミの脚を切って倒した。 神話や民話で武器の威力に関して「斬られたら傷がなおらない」「なんでも斬れる」「狙いがはずれない」などの 表現があるが、これはそれだけその英雄、武器が強い、といったことの強調表現と考えられると思う。例えば鉄器と 青銅器の威力の差、などはあったとしても、物語的な表現であるということが前提にあるだろう。それと、そのような武器があったら、 というファンタジーな願いもあると考えるのが人間的ではないだろうか。 「なんでも貫く矛」と「なんでも防ぐ盾」という哲学的な「矛盾」という言葉があるのは面白い。 他にも、ひとりでに飛んでいく剣や武器もある。飛び道具そのものが魔法的な威力に考えられていたことがあるのでは、と想像する。 (あるいは剣や槍での近接戦闘に比べ、弓矢などの飛び道具の威力が絶対的なことが影響しているのか。これは後の銃火器やミサイル等においても変わらない) 仏典に「無敵の剣」の話がある。ある時、弟子たちが仏法を説きにでかけた先の森で魔物がでて、驚き逃げ帰った。 釈迦が弟子たちに、「無敵の剣を授けよう。今度魔物と出会ったとき、驚かずによく見てみることだ」と。弟子たちが魔物に出会った時、 勇気をだしてよく見ると、 それは人間が変装したものだった。仏法のことを心よく思わない者たちの嫌がらせだったのだ。「勇気」を「無敵の武器」とする説話である。 英雄物語では、ここぞという戦いの時こそ勇気が必要だと謳う場面もよく見られる。 人間はこのような神話的、英雄的な武器・武具が大好きなようで、近現代におけるファンタジー作品においても大人気である。 関連項目一覧
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