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ジガネマル[じがねまる] 治金丸 (テガネマル[てがねまる]) >>関連項目一覧


テガネマルとも。日本、沖縄の民話に出てくる宝刀。宝剣。

ある農家の男が、つまみ食いする子供を戒めようと包丁を振る仕種をしたとたん、触れてもいないのに、子供の首が落ちた。

調べにきた役人の前で男は事情を話し、今度は牛で試すと、同じく首が落ちた。男は罪を問われず、包丁は首里城に届けられた。 王はこれを刀に打ち直させ宝刀とした。

実際に琉球王尚家に伝わっていた治金丸という宝剣が現存し、これは1522年に宮古の仲宗根豊見親が尚真王に献上した 小日本製の刀であるという。

与那国島の鬼虎が所持していたもの、という伝説もあるようだ。







(故 尚裕氏が所蔵していた宝剣、治金丸。黒漆脇差拵。現在は那覇市に寄贈され琉球王尚家伝来品として保存。)

参考資料
図説 琉球王国 (高良倉吉/田名真之:編 河出書房新社)
那覇市Webサイト
鬼虎伝説―与那国を守った男
 
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