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アリアンロッド (アリアンロド) Arianrod

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ケルト、ウェールズの伝承における女神的な女性。伝承『マビノギ(幼な物語)』第4話のヒロイン。
名前は「銀の輪」の意味。 ドーン(女神ダナにあたる)の娘。 耕作の神アマエソン、グウィディオンの姉。

弟の英雄グウィディオンと近親相姦の情を交わし、 2人の子供をもうけた。(神話伝承では兄弟姉妹)
(息子ディラン・エイル・トンとスェウ・スァウ・ゲフェス)

しかしディランを捨て、スェウのほうも毛嫌いして認知することを 拒んだ。
優れた魔術の力を持つグウィディオンは策略を使って姉アリアンロッドの呪いを封じることに成功した。

このアリアンロッドは「母性を拒否する女性のイメージ」だとジャン・マルカルはいう。

ウェールズの詩人たちがよく使う言葉 「カエル・アリアンロッド」(アリアンロッドの砦)は星座の「かんむり座(北冠座)」のことをいう。
この言葉にもアリアンロッドのイメージの片鱗が伺える。



余談だがケルト神話はサブカルチャーでもよくモチーフ・題材にされていて、 「アリアンロッド」がゲームのタイトルになっていたりする。
カードゲーム『ヴァンガード』はケルト、ブリテン、アーサー王関連のカード も多く、カード「秘薬の魔女 アリアンロッド」がある。

参考資料
ケルト文化事典 (大修館書店)

 
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ケルト (文化地域)
ブリテン[イギリス] (文化地域)
女神 (大項目)

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