神話辞典  文化地域  大項目  50音 

アベノセイメイ 安倍晴明 あべのせいめい

>>関連項目一覧

日本の歴史、伝説に出てくる陰陽師、歴史上の人物(生没921-1005年)。母が葛の葉という白い狐という伝説もある。 (浄瑠璃 「したのづまりぎつね 付 あべノ晴明」延宝二年刊)

太政官八省のひとつ中務(なかつかさ)省に属す陰陽寮(おんみょうりょう、-のつかさ)で 天文(てんぶん)得業生(成績優秀者)になる。 学生時期が長く官位も後年になってからだが、後に陰陽助(おんみょうのすけ) トップの陰陽頭(おんみょうのかみ)の次官)になった。 また若い頃 大舎人(おおとねり)という天皇の雑用係もつとめた。

また天文博士、大膳大夫(宮廷内の宴や神事、仏事にだす料理や供物管理※父と同じ官職) 主計寮次官、左京権大夫、穀倉院別当などを経て、晩年は播磨守になった。 また安倍晴明の息子は陰陽頭についている。

晴明には様々な伝説が残っている。 占事略決という著作を残している。 また十二神将を式神として使役したという。

参考資料

 

関連項目一覧
十二神将 (日本,中国:神)
陰陽道,陰陽師 (日本:魔術,科学)
日本 (文化地域)

>> Page top

(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary