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ウラシマタロウ 浦島太郎 うらしまたろう >>関連項目一覧


日本の民話。助けた亀につれられて竜宮に行き、3日間もてなされた後、決してあけてはならないと、 乙姫から玉手箱を受け取り、地上に帰るが、地上では300年が過ぎていた。玉手箱を開けると煙がでて、 浦島は白髪の老人になってしまう、という昔話の主人公。

古い伝承では亀を助ける動物報恩のモチーフはないという。浦島に太郎の名がつく、竜宮城がでてくるのは 室町時代の御伽草子ごろからのようだ。

浦島説話と同型の話しは朝鮮、台湾、中国、チベットなどアジア諸国に分布している。

長野県南西部、木曽川の景勝地「寝覚の床」(長野県木曽郡上松町)に 浦島太郎の伝説があり、竜宮から帰った浦島はこの地に住んだが、ある日玉手箱を開くとたちまち翁になり、 立ち去ったという。竜宮城が寝覚ノ床の下にあるとも。崖上には浦島太郎が残したと伝わる弁財天が祀られる 臨川(りんせん)寺がある。


能楽『寝覚』[古名『三帰(みかえり)』]に翁となった浦島なのだろうか、不思議な老人がでてくる。 長寿の薬を三度のんで千年生きたという。
役行者が修行した地だともいう。
脇能物。観世流。作者未詳。長寿の薬を「寝覚の床」という土地に求める物語。
三帰の翁(おきな)から長寿の薬をもらうため信濃国寝覚の床(長野県木曽郡上松町)*に遣わされた 延喜帝(醍醐天皇 885-930年 第60代天皇)の勅使が老きこりに 翁の居場所をたずねると翁当人だった。薬を後ほど与えると立ち去ると、やがて 天女をつれた翁と二龍が現れて舞を舞った。



 
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