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月 >>関連項目一覧


地球の周りを回る衛星。不思議なことに月と太陽の大きさが1:400、そして地球からの月と太陽の距離も1:400であるため、地上からは、ほぼ同じ大きさにみえる。太古の昔から人間の生活と深く関わってきた星だけに、世界各地に神話や伝説が数多くみられる。

月の模様については、世界各地で様々な解釈、伝承が見られる。

ヨーロッパ:ポーランド 月に昇った魔術師トファルドフスキ
ヨーロッパ:ポーランド 片膝でバイオリンをひく聖ゲオルグ
ヨーロッパ 働きすぎて教会にいかない罰で月にあげられた男
アジア:ナナイ、ボリヤド、ヤクート、ドルガン民族 桶と天秤棒を担いだ娘
アジア:漢民族 ヒキガエル
アジア:漢民族 菜をつくウサギ
アジア:日本 臼と杵で餅をつくウサギ
アジア:アイヌ民族 手桶を持って立たされてる怠け者
北アメリカ先住民族のある民族 農具を持つ男
南アメリカ:マヤ民族 ほら貝の殻をもった老人

月にまつわる物語では、ナナイでは蛙の娘が月にのぼる話があり、漢民族にも月の仙女ジョウガ(コウガ)がいて、やはりヒキガエルと関連がある。日本でも月の天女かぐや姫と、アジアでは女性と関係性が強いのかもしれない。南アメリカの先住民族では老人に関係づけられるようだ。マヤ民族がそうであるし、古代メキシコの月の女神イーシュチェルは「おばあさん」と呼びかけられる。

月の神が男神か女神かは太陽神とも関わりがある。2つで対だと考えられる場合もあり、どちらかが男なら、片方は女、といった具合である。ヘレネス(ギリシャ)では太陽と月は双子の兄妹、アポロンとアルテミスである。月の満ち欠けの起源物語があるバルトの月の男神メーネスも一説では女神だともいう。他には、古代シュメールでは月神シンは男神。ローマのディアナは女神である。フランスではシャルルマーニュの12勇士の一人がグリフォンに乗って月まで行く物語もある。また古代南アメリカ、マヤの伝承では理想郷をつくる王子が、恋人の娘とそれぞれ太陽と月になる話がある。

太陽と月の対比でとしては、その起源が巨人の目からそれぞれ太陽と月ができた、あるいは原初の世界のもとになった卵の黄身が太陽、白身が月になったという物語もある。
左目/右目
太陽− 月:バンコ(盤古):中国
太陽− 月:イザナギ:日本
月 −太陽:ホルス:エジプト


複数の太陽と月が弓矢によって射落とされる物語も多くの民族にみられる。

その他に、多くの古代の民族では、月は死んだ最初の人間だと考えられていたようである。古代インドでは死んだ祖先たちの暮らす「ピトリス」は天の最も高いところの死者の国、月だと考えられていた。

他には動物との関連性もみられる。イヌイット、ユッピック民族の伝承では月のユアは動物を制御するという。また、女性の月経の由来が月に関連する物語もある。

 
関連項目一覧
アグリボル 【パルミュラ:神:月】
イルマタル 【スオミ:女神:月の起源】
ジョウガ 【中国:仙女:月】
ソーマ 【インド:神、薬】
チャンドラ 【インド:神:月】
チュップカムイ 【アイヌ:神:月】
トト 【エジプト:神:月】
トファルドフスキ 【スラヴ:ポーランド:魔術師】
ヌディ・ムバ 【中国:ミャオ民族:月を射落とす物語】
ムーンストラック 【ヨーロッパ:月、狂気】
メーネス 【バルト:神:月】
ヤシ 【南アメリカ先住民族:パラグアイ:女神】
ユア 【イヌイット:ユッピック民族:精霊】
  
射落とされた太陽と月 【中国:ミャオ民族:物語】
太陽と月の起源 【シベリア:ケト民族:物語】

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