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三千世界 サンゼンセカイ >>関連項目一覧


三千大千世界とも。仏教の伝承。元は古代インドの世界観からきたもので、須弥山(しゅみせん)を中心とした太陽、月、四洲、六欲梵天などを包含した1つの世界を小世界とし、それを千倍したものを「小千世界」、それをまた千倍し「中千世界」、それをまた 千倍した世界「大千世界」があると考え、それら全てが集まった世界を「三千大千世界」という。転じて、広い世界、世間(全世界)のこと。

さらに「三千大千世界が無数にある」という世界観はスケールが大きく理解を超える。

須弥山、スメールSumeru山については、ヒマラヤ山中に同名の山があるが、東西南アジア各地域にみられる山岳信仰、世界山という思想上の山と考えた方がよいようだ。

 
関連項目一覧
仏教 【文化地域項目】
インド 【文化地域項目】

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