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ラドカーン >>関連項目一覧


マジャール(ハンガリー)の民話に出てくる青年魔術師。

頭が24つのドラゴンが、月と、太陽と、明けの明星を持ち去った時、ドラゴンを倒し星々を取り戻した。

鍛冶屋の息子の三人兄弟の末っ子で、うすのろだといわれていたが、彼は魔法を使い、二人の兄が邪魔するのを切り抜けた。

例えば、とんぼ返りすると姿をグリフィン、猫、蚊などに変えることができた。また、突然、物を出現させることもできた。ドラゴンを待ち伏せしたとき、棘だらけの潅木の山を出し、その上に寝て眠らないようにした。

ドラゴンの方ではラドカーンのことを知っており、待ち伏せの場所で馬が怖がった時、「何を怖がる、ラドカーンが来るならともかく」と言った。

ラドカーンと24の頭のドラゴンは互いに剣を持ち、切り結んだ末、ラドカーンがドラゴンを倒した。その後、父親の老ドラゴンが復讐にきたが、200マージャの鉄の棍棒を口の中へ突っ込んで倒した。

王は約束通り、王女と国の半分をラドカーンに与えた。

 
関連項目一覧
マジャール(ハンガリー) 【文化地域項目】
ドラゴン 【大項目】

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