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ラッツムギカイ >>関連項目一覧


パラオの神話伝承にみられる原初の女神。
初めの天の神ウヘル・ア・ヤングヅが星を降らせて島を造り浅瀬ができ、 そこにア・キム(シャコ貝 𰠥硩貝)を天からおろし、その貝からラッツムギカイが生まれた。

ラッツムギカイは海に棲んでいて、そして孕んだ。 子どもを産もうと思ったが女陰がなかった。それで産めずに困った。
ア・キムに相談するとブレーデル(外套膜)をかしてくれた。それを股間につけて子供を産んだ。

この子どもがオボハヅ女神である。ハヅは「(人間)の祖」の意味。
このオボハヅから幾人かの神々が産まれ、その中の大女神ウワプの体がパラオの島々になった。

参考文献
パラオの神話と伝説 (著:土方久功)


 
関連項目一覧
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