ギガンテス　Gigantes

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ギガースとも。ヘレネス(ギリシャ)の神話の巨人、巨神。ウラノスとガイアの子であるとも、切り刻まれた父ウラノスの血の滴りから生まれたともいう。

ヘシオドスは、輝かしい青銅の鎧をまとい、長槍を持つと記述している。後の芸術家には毛皮をまとい、木や岩を投げつける粗暴なものにされたり、下半身が2つの蛇身の巨人であらわされたりしている。

パレーネー、またはプレグライ(燃える野の意)で生まれたという。

ギガントマキアー(ギガンテスの戦い)という戦いでは、アルキュオネウスは生まれた地で戦う限り不死だったが、ヘラクレスが矢を射当て、パレーネーの外へ引っ張りだされ倒された。
ポルピュリオーンはゼウスによってヘラ女神への欲情をかきたてられ、ヘラの衣を剥いでいるうちにゼウスの電光とヘラクレスの矢に討たれた。
女神パラスは巨人パラースの皮をはぎ盾や胸甲にした。
アテナはエンケラドスにシチリア島を投げつけて倒した。
ティターンたちとの戦いでは味方だったヘカトンケイレスたちの援助もあったが巨人たちは敗れた。

英語ジャイアントGiantの語源である。同義はティターンtitanともいわれる。

参考資料
・ギリシアの神話 (神々の時代) (カール・ケレーニィ:著植田兼義:訳中公文庫)
・ギリシア・ローマ神話 (ブルフィンチ) (岩波文庫)
・ギリシア神話小事典 (現代教養文庫)

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ギガンテス Gigantes

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