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イブ、エヴァ Eve    >>関連項目一覧


イヴ、エバとも。ヘブライ語ではハヴァー。ユダヤ、キリスト教の伝承で、創世記で語られる最初の女性。原初の人アダムの妻。神がアダムの肋骨の一部を取り、その骨から造った。 イシュ(男)から取られたものだからイシャー(女)と呼ぶことになった。 エヴァという名はエデンを追放される時にアダムが名づけた。名前は「命」の意。

エデンでは蛇にだまされて命の木の実を取り、禁じられていた知恵の実をアダムと共に食べたのでエデンを追放された。

エヴァはアダムとの間にまずカインをもうけ、次に弟アベルを産んだ。

以上の記述はヘブライ語版聖書の記述によったが、ユダヤ、キリスト教の伝承では様々な伝承も伝わる。アダムの最初の妻はエヴァではなくリリスであり、後に修道女を惑わす女悪魔リリムを産んだとも。

また、カインを産んだのはエヴァではなく蛇サマエルだともいう。

イスラームの伝承では二人を堕落させたものはイブリース(アッ・シャイターン)であるとされる。

 
関連項目一覧
アダム 【ユダヤ、キリスト教:原初の人】
エデン 【ユダヤ、キリスト教:楽園】
キリスト教 【文化圏地域】
ユダヤ 【文化地域項目】

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