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マスケット銃 musket(英語) , mousquet(フランス語)

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ヨーロッパの伝承というには新しい1600年代頃から大いに使われた銃。
「マスケット」は鳥のハイタカ sparrow hawkの雄のこと。
それまでの火縄銃より進歩し、鳥のくちばし状の撃鉄が火打ち石(フリントロック)を打って 点火する仕組み。
16世紀に発明された大口径の歩兵用の滑腔銃(smoothbore)でライフル銃の前身にあたる。

1600年代頃に書かれたもの、スペイン領フィリピン総督の記録やドイツの『阿呆物語』など マスケット銃の記録がよくみられる。

有名なデュマの小説『三銃士』Les Trois Mousquetaires [The Three Musketeers] (最近は四銃士?) は、このマスケット銃兵のこと。(しかしながら作品中ではもっぱら 剣での戦闘シーンなかりである)
銃士隊は1600年代に近衛兵として新設され1800年初め頃まで続いた。
デュマが書いたのは銃士がなくなってから数十年経ってからである。
銃士は騎兵なのでドラグーン(竜騎兵)の一種ということらしい。 一般のマスケット銃兵は歩兵。

マスケッタリーmusketryが射撃、射撃術、小銃射撃法(あるいは集団的マスケット銃兵)を意味するなど 革新的武器だったことが伺える。
マスケティアーズ、マスケッター musketeerがマスケット銃兵のことで、 別な意味で「愉快な仲間(飲み友達)」という意味もある。

参考資料
・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY
・日本大百科全書 (執筆者: 小学館)
・eプログレッシブ英和中辞典 (JapanKnowledge)

 

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