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バラバ Barabbas >>関連項目一覧


新約聖書にでてくる人物。バラバ・イエス。イエスの代わりに放免された人殺しの男。〈マルコによる福音書15:6-11) 〈マタイによる福音書27:15)

イエスがユダの裏切りで捕らわれ、最高法院で裁判の後、イエスを裁くため祭司長たちは相談して ローマからきている総督ピラトにイエスを葺き渡した。 死刑にするのは総督の許可が必要だからだ。

ピラトが調べたがローマの法律に触れるようなことはないようだが、祭司長たちがイエスのことを訴える。 しかしイエスはピラトが不思議がるほど何もこたえなかった。

「すぎこし祭り」のごとに総督ピラトは人々が願い出る囚人を一人釈放していたので、 ピラトは「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか」とたずねた。祭司長たちがイエスを訴えたのは妬みだと 分かっていたからだが、、祭司長たちは人々を扇動してバラバを釈放するようにした。 マタイ伝ではこの場面で群集は「バラバを」と言った。

ピラトは改めて「ユダヤ人の王とお前達が言っているあのものをどうしてほしいのか」と聞くと 群集は「十字架につけろ」と。ピラトは「いったいどんな悪事を働いたというのか」と言うが群集は ますます激しく「十字架につけろ」と叫びたてた。ピラトは群集を満足させるためバラバを釈放した。

イエスは十字架につけられるためゴルゴタ(ゴルゴダ)という所に運ばれた。

 
関連項目一覧
キリスト教 【文化地域項目】
ゴルゴタ(ゴルゴダ) 【キリスト教:場所】

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