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カーリー kali >>関連項目一覧


マハ・カリーとも。インド、ヒンドゥーの神話の女神。名前は「黒き者、黒い者」の意。 偉大な女神デーヴィーDevi、シヴァの神妃のひとり、 大母神の恐ろしい側面でありシヴァのシャクティ。死と破壊の神格化。

シヴァの神妃のひとりドゥルガーが怒った時、その額から生まれた。
血走った目と4本の腕、(血を求めて)舌をだした姿で描かれる。
シヴァ同様、額に第3の眼をもつ。
生首や切られ手でできた帯、頭蓋骨の首飾り、虎の皮を身につける。
手には武器、巨人の生首をもち、残り2本は祝福を授けるため上げられている。


カーリー女神を信仰する人々にとっては悪魔や死をも滅ぼす愛すべき女神として崇拝している。

傷つくごとに血一滴から1000の魔物を生み出す怪物ラクタヴィジャが世界を破滅させようと しているのを、カーリー女神が戦いを挑み、怪物の血が大地に落ちる前に飲み込み、 本体だけとなったラクタヴィジャを倒した。

喜び踊るカーリーだが、その踊りの振動で世界が破滅しそうになり、夫のシヴァも止められず 、シヴァが地面に身を投げ出し、カーリーがその上で踊ってしまい、ここでカーリーは自分の行いに気がつき踊りをやめ 世界が助かった。

 
関連項目一覧
インド 【文化地域項目】
シヴァ 【インド:神】
ドゥルガ 【インド、インドネシア:女神】

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