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ヒャッキヤコウ 百鬼夜行 ひゃっきやこう >>関連項目一覧


ひゃっきやぎょう、ひゃくきやぎゃうとも。日本の伝承。夜間、いろいろの鬼や妖怪が通行するという 中古以来の迷信。

「百鬼夜行にてあるやらんと、おそろしかりける」宇治拾遺物語の12にみられる。
いろいろの化け物が夜中に列をなして出歩くこと。 転じて、得体の知れない人々が奇怪な振る舞いをすること、の意味でも使われる。

江戸時代1700年代の画家、鳥山石燕(とりやませきえん 生没1712-1788)が60歳過ぎに描いたという「画図百鬼夜行」 がある。序文で「古画の百鬼夜行に拠って意を加へ容を補ふ」と書いている。鳥山石燕の著作の妖怪には 創作も含まれている。

ヨーロッパにもワイルド・ハント、ハールシンギといった魔物の群れの行列がある。

参考資料
・古語辞典(旺文社)
・大辞泉
鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集 (角川文庫ソフィア) [Amazon]
 
関連項目一覧
日本 【文化地域項目】
妖怪 【大項目】

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