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日本の神話伝承。怪談、言い伝え。怪談会の形式。夜、人々が集まって順番に怪談を語り合う遊び。
ろうそく、灯りを1話終わるごとに1つずつ消していき、百話が終わって真っ暗になったとき、 化け物、妖怪が現れるとされた。

1659年(万治2)刊の「百物語」(仮名草子 咄本[はなしぼん] 編者未詳 二巻二冊)には 「百物語をすればかならずこはき物あらはれ出る」と書かれていたので(この本自体は、「こわきもの」は現れなかった、といって 笑い話が語られる構成)、百物語自体の成立はもっと古いはずである。
今も昔も、こわいものみたさ的な、怪談の魅力、肝試し(きもだめし)的な「こわさ」の魅力というものがあるのだろう。

夏の季語にもなっている。「百物語はてて灯せば不思議な空席」(吐天)



参考資料
・日本大百科事典
・大辞泉

 
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