新約聖書のヨハネの黙示録にでてくる獣の数。悪魔学でも様々に解釈されるようだ。 中世の悪魔学ではソラトの魔術的な数字は666であるとされ、 1904年のシュタイナーの講演では666はソラトの子音をあらわすという説があった。
自称魔術師のアレイスター・クロウリイは666の数字に関した獣のでてくるヨハネの黙示録の伝統にふれ 「大いなる獣」Great Beast,Theという称号を用いたという。
実際のヨハネの黙示録の記述(13章)では「第二の獣」はすべての者の右手か額に「あの獣の名か、その名の数字」の刻印をしたという。「あの獣」は文脈から、同章で前述されている、竜(おそらくサタンと同義)と同じ権威を与えられた「第一の獣」であるようだ。黙示録では13章の最後に「賢い人は、獣の数字にどのような意味があるか考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は666である」と書かれている。
獣の数として666という数字、その刻印のされた人物がでてくる映画『オーメン』が有名。(「オーメン」omenは前兆の意)
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